厳密に言えば、離婚した当時の母、だ。
私と同じく、とてもしっかりとしていて、客観的で、キビキビとしている長女さんが、一緒にきた。
私も、こうだったのかなぁ。
と、まるで自分を見ているようだ。
そして、当時の母は、こうだったのか、と、とても客観視をすることができた。
ただ、唯一違うのは、私の母は、父から離婚を申し出られ、父が家を出て行き、父が新しい家族をつくった、ということ。
だから、私の母は、完全被害者、すべて、父や、父を奪ったと思っている、父の再婚した妻のせい、としていて、真実や事実を見ようとはしないところだ。
ご相談にきたお客様は、自ら、離婚しよう、と決め、彼女からしたらめちゃくちゃ怖いと言う夫に、自ら、離婚を切り出し、離婚条件を整えたこと。
これは、とても、とても、勇気がいったであろう。
そういう意味では、ご相談の中では、まったく主体性がなく、自らは何も決められず、自分でも、自分が何をしたいのか、どうしたいのか、が、わからない、と言っていたが、そうでも、ない。
ご自分で取り決めた、と言うか、夫さんに一方的に決められた、そして、彼女は、とにかく、お金は要らないから、離婚さえしてくれれば!!!!と思って取り決めた内容は、超不平等条約。
男性の場合、それは、ある。
相手から離婚を言われる、自分のほうがフラれる、というプライドが許さないのかもしれない。私は男性じゃないので、男性心理は推測するしかないが。