いわゆる心理学、心のこと、無意識領域、潜在意識、みたいなものを学んで早10年
最初は、3回目の離婚のきっかけとなった夫婦喧嘩が、1回目の離婚の理由となった出来事と全く同じで。
「これって、もしかして、私に理由が?」
と思ったことがきっかけで、それまで、「夫を変えれば良いはず!うまくいくはず!」と、8年の間に3回もの更新頻度で、結婚と離婚を繰り返してきました。
さすがに3回目で、上記のように思ったことから、『自分を変えなければ』と思い、自己探究オタクになりました。
ありとあらゆる、良いと言われるものはやって、1週間、誰とも口をきかずに、もちろん、携帯もなしという瞑想も3回挑戦しましたし、アカシックリーディングも、なぜか、インストラクターにまでなるコースに進んでしまいました(教える気もないのに 笑)。
なぜ、こんなにマニアックに、オタクに、ストイックに、学び続けたか。
それは、一番大きな理由は、私自身の、どうして何度も離婚するのか、結婚がうまくいかないのか、長続きしないのか、という理由や謎を解明したり、その解決、改善をしたかったから、というのもありますが
それと深く関連して、
どうして両親は離婚することになったのか、どうして母はあんなに苦しんだのか
という謎も解きたかったし
日々、私の元に現れる、離婚で悩み、苦しみ、途方にくれている人たちに、どうしたら、最適、適切なアドバイスや、アプローチができるのだろうか、
どうしたら、悩み苦しんでいる人たちの、悩みや苦しみが癒え、スッキリとさせてあげられるのだろうか
そのために
表面的な、言っていることだけでは、解決することができない、ということがわかってきました。
それは、
潜在意識、無意識で思っていること、願っていることと
顕在意識で考えていること、願っていることは
一致しないから。
例えば、頭では「もっとかんばらなきゃ!」と思っていても、体が悲鳴をあげてストップさせる、と言ったように。
潜在意識、無意識の声は、なかなか自分では聴き取りづらいものなのです。
だから、頭では、もう離婚するしかない、離婚したほうがよい、離婚したい
と思っていても、潜在意識(本心、本音、本当の願い)では、
本当は、仲良くしたい、結婚した当初のように戻りたい、自分の気持ちをわかってほしい、自分が望むようにしてほしい、自分が望むような関係にしたい、なってほしい
と思っているので
痩せたいと言っておきながら、「ダイエットは明日から」と言ってケーキを食べるように
本当は、離婚したくないから、離婚したいわけではないから、ダイエットをしないでも、楽して、何もしないで、痩せたらいいな〜と思うように
離婚の準備とか、働くとか、別居するとか、両親に相談するとか、頼むとか、お金を貯めるとか、借りるとか、
そういうことを、なぜか、しないのですよね。
上記の理論だと、本音は楽して夫婦関係が改善すれば良い、居心地が良くなればいい、自分の精神的苦痛がなくなればいい、と思っている、すなわち、自分ではやろうとしない、と言うか、相手が悪いのだから、相手が変われば良い、相手が変えれば良い、全部相手のせいだ、くらいに思っているから、「なぜか、しない」には、当たらないのだけどね。
ってことで
離婚相談は、本当、天邪鬼。
離婚をしたい、する=お金がかかる、精神的、物理的負担がかかる、こどもに負担がかかる
でも、それをしたくない
(本心、本音は、「なんで、そんなの、私がしなきゃならないの?!あっちが悪いんでしょ!!」)
という構図なんです。
で、「あっちが悪いんでしょ」をやると、あっち、も「お前だって悪いだろ」となる
これはただの夫婦喧嘩
喧嘩するほど仲がいい
だから、ね
離婚するにしても
しないにしても
相手のせい
をまずはやめることなんですよ
そこが初めの一歩
相手のせいにして
相手を攻撃したり、なじったり
相手のアラを探そうとしたりして、観察すればするほど、気にかければかけるほど、腹が立ったり、イライラしたりするという悪循環を断ち切って
まずは
自分に目を向ける
私は、今のこの状況の、何が、どの点が、どういうふうに、嫌なのかな
何が、どういうふうになったら、快適なのかな、心地よいのかな、望んでいるのかな、最高なのかな
というゴールをまずは明確にする。
現在の苦痛、不都合、嫌なところ、ダメなところ、に、目を向けるんじゃないですよ。
たいてい、離婚相談に来た人に、「どうなったら最高ですか?」って聞くと、「〇〇がなくて」という、現在の否定形から入る。
「じゃあ、それが無いって、どういう状態?」
と聞くと、頭が真っ白になる人がほとんど。
すなわち、自分が求めているゴール設定、ゴールの状態、どうしたいのか、何のために、今、この苦痛を排除したいのか、改善したいのか、という視点が、すっっっぽりと抜けてしまっている。
それでは、モグラたたきのようなものだ。
そもそも、モグラたたきをしたくはないのであれば、別のゲームに移ればいいだけ。
それなのに、いつまでも、モグラが出てくるから、本来やりたくもない、やろうとも思わなかったモグラたたきを、いつの間にか、いつまでもやってるようなものだ。
そりゃあ、人生に違和感を感じることだろう。
自分の人生は、なんなのか。
ちゃんと、それと、向き合ってほしい。
(「あなたの人生、そのままでいいんですか」という、先日終わってしまったドラマ、『転職の魔王様』の決め台詞は、離婚にも、バッチリ、当てはまる!!)